概要
最新のCPUはハードウェア アクセラレーションを利用してSHA -512 フィンガープリントを作成し、1 秒あたり最大約 1 ギガバイトの生データをハッシュできます。フィンガープリントが Strawberry サーバーと共有ストレージ間の帯域幅を過度に消費するのを防ぐため、このプロセスは Strawberry によって調整されます。
Strawberry は最大 3 つのフィンガープリント ジョブを同時に実行できますが、各ジョブはデフォルトで 50 MB/秒に制限されています。つまり、3 つのフィンガープリント ジョブを同時に実行すると、ハッシュ スループットは最大で 150 MB/秒、つまり 540 GB/時間になります。この制限は任意で、次のように Strawberry コンソールから変更できます。
フィンガープリント速度の変更
使用法
- Strawberry サーバーに root としてSSHログインします。
sb consoleと入力して Enter キーを押します。これにより、Rails コマンドラインが起動します。Settings.file_hashing_max_speedと入力して Enter キーを押します。これにより、ジョブごとの現在のハッシュ速度がバイト単位で表示されます。- ここで
Settings.file_hashing_max_speed = x.megabyteと入力します。ここではx新しい値を表します。値を0に設定すると、スロットルは完全に無効になり、フィンガープリントは可能な限り最高速度で実行されます。 - 変更を適用するには Enter キーを押します。
- 新しい値が適用されたかどうかを確認するには、
Settings.file_hashing_max_speedと入力して Enter キーを押します。 exitと入力して Enter キーを押すとコンソールを終了します。
*ハッシュ速度の変更はすぐに有効になるため、Strawberry サービスの再起動は必要ありません。現在実行中のフィンガープリント ジョブは以前の速度値を使用し、キューに登録されたジョブは処理されるとすぐに新しい値を使用します。
例 1 – プロセスあたり 100 MB/秒でフィンガープリントを実行します。
Settings.file_hashing_max_speed = 100.megabyte
例 2 – プロセス速度制限なしでフィンガープリントを実行する。
Settings.file_hashing_max_speed = 0